大工さんや職人さんの仕事への誇りや思いやり
最近の職人さんは職人というより、家を組み立てる作業員の様な気がします。
給料制や出来高製の為、指示書や施工書のみを重視し、
早くて簡単が優先されているようにも思われます。
床下や天井裏、壁の中など、見えない所の清掃のいい加減さも気になります。
本来、職人さんは、自分の仕事に大きな誇りを持っています。
それぞれの材料の良さを最大限に生かす為に工夫と努力を惜しみません。
そして、出来上がった「家」には、自らの作品として、深い愛着を持ちます。
自分の作品とも言える「家」が、地震で倒れてしまうのは何よりも悔しいし、
水漏れや傾きが発生するのは、「恥」 と考えます。
それが職人の本能であり、職人気質なのです。
今は、効率や利益を追求するあまり、
誇りを持てるような仕事のやり方をさせてもらえないのが問題なのです。
大工さんや職人さんの仕事に対する情熱を最大限に生かすことが、
良い家を作る一番の秘訣なのです。
職人の力を最大限に引き出す為に
1つの家ができるまでには、実に様々な職種の職人が働きます。
大工、左官、塗装、内装、防水、サッシ、タイル、給排水管、ガス管、
電気、鉄筋、型枠大工、コンクリート、洗い、解体、他
これらは全て、それぞれの専門の職人が施工します。
一般的によく見られるトラブルは、現場監督と職人、
そして各種の職人同士の意思疎通や信頼の不足から起こります。
「それは、うちの仕事じゃない。そっちの仕事だ!」
「それは聞いていない。金額に入っていないから追加になる。」
そういったトラブルは、工期の遅れや、思わぬ追加金額、雑な仕事につながります。
弊社では施工のスピードアップや完成度の高い仕事の為に・・・
互いに信頼し、意見や情報交換をし、切磋琢磨し合える仲間達は、
必ず良い仕事で、
お客様の価値ある財産を作り上げると思います。